お知らせ

氷室まんじゅうご予約承ります。本店は6月30日(木)は営業いたします。

2022.06.02

氷室まんじゅうのご予約を各店にて承っております。全てが手造り品の為にお早めにご予約を頂けましたなら幸いでございます。6月28日から7月1日でお受取り頂けます。

なお6月30日は、氷室まんじゅう販売ご予約品のお渡しの為に休業せずに営業させて頂きます。

 

金沢には、7月1日に氷室饅頭を贈答する習慣があります。
そのルーツは、天正12年(1584)6月朔日(現在は7月1日)金沢市郊外倉谷村の村人が
加賀藩初代藩主前田利家公に氷を献上した事にさかのぼります。

以来100年以上この習慣が続きましたが、5代藩主綱紀公の元禄5年(1692)に
金沢城内玉泉院丸に戸室石製の氷室が造られた為、山中より氷を運ぶ風習がなくなりました。

また、江戸においても6月朔日暑気払いの箱詰め氷を、加賀藩より将軍家に献上することが慣例となっていました。
俗説では金沢より早馬で江戸まで運んだとされていますが、おそらく本郷の加賀藩屋敷の氷室に貯蔵されていた氷を献上したのであろうと推察されます。この氷を将軍が下賜したことにならい、庶民は寒の氷で製した餅を氷に見立てて食したと言われています。

この習慣に着想を得て金沢城下下松原町の新保屋が明治中ごろ、氷室饅頭の名で白い饅頭を売り出して
好評を得たことから、市中の菓子店がこぞって氷室饅頭を扱うようになりました。

以来金沢ではお重に饅頭を詰め、袱紗を掛け、紋入りの風呂敷に包んで、主人の代理が供連れでお得意先に
届けるのが、金沢の流儀となっていました(商家のお中元)。

現在では金沢市中の菓子店が、その店の自慢の餡を饅頭に仕上げ技を競っております。